パパンの蒸気機関(読み)パパンのじょうききかん(英語表記)steam engine of Papin

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「パパンの蒸気機関」の意味・わかりやすい解説

パパンの蒸気機関
パパンのじょうききかん
steam engine of Papin

フランス物理学者,発明家であった D.パパンが 1690年に提案した最初の大気圧蒸気機関。少量の水の入ったシリンダを直接加熱冷却することにより,蒸気を発生させ,あるいはこれを凝縮させることによりピストンを上下させるもので,ピストンが1往復する時間が長すぎて実用されなかったが,ニューコメンの蒸気機関への足掛りとなった。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android