パムッカレの石灰棚(読み)パムッカレのせっかいだな

世界の観光地名がわかる事典 「パムッカレの石灰棚」の解説

パムッカレのせっかいだな【パムッカレの石灰棚】

トルコ最大の都市イスタンブールの南300km、アナトリア高原の町パムッカレにある、高さ200mの石灰棚。表面を流れる清らかな温水が光を浴びて、幻想的な光景をつくり出す。◇「パムッカレ」はトルコ語で「綿の宮殿」という意味。地下水が地熱で温められて湧き出て温泉となり、沈殿した石灰が固まって、あたかも純白の棚田のような景観を作り出している。石灰棚の一番上に、ローマ帝国の温泉保養地として栄えたピエラポリスの遺跡があり、ローマ劇場、ローマ浴場などが残っている。

出典 講談社世界の観光地名がわかる事典について 情報

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