最新 地学事典 「パリゴルスキー石」の解説
パリゴルスキーせき
パリゴルスキー石
palygorskite
化学組成(Mg, Al)2Si4O10(OH)・4H2Oの鉱物。単斜晶系および直方晶系。幾種類かの多型がある。単斜格子では,空間群C2/m,格子定数a1.27nm, b1.79, c0.52, β95°, 単位格子中4分子含む。白色,繊維状あるいはその層状集合をなす。皮革のような撓性をもち,山皮(mountain leather)と俗称。低硬度,劈開{110}に容易,比重2.22。繊維状のため光学的諸性質は未決定。主として熱水性脈中に産する。母岩は超苦鉄質岩・花崗岩・石灰岩・砂岩などいろいろな場合がある。産地の一つであるロシアUral地方Popovka River付近の鉱山名Palygorskにちなむ。アタパルジャイトといわれたものは本鉱と同じ。
執筆者:加藤 昭
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

