パンケトー(読み)ぱんけとー

日本歴史地名大系 「パンケトー」の解説

パンケトー
ぱんけとー

阿寒町北部の雄阿寒おあかん岳北東麓にある湖。阿寒カルデラ内にあり、雄阿寒岳の造山運動で阿寒湖と分断されて形成された阿寒湖沼群中最大の湖。「戊午日誌」(安加武留宇智之誌)には阿寒湖に流入する「イベウシベ」川の河口から「五六丁上に一ツの滝有。其上に沼一ツ有と。其周廻凡二里位有。其また沼の上に小さき沼一ツ有りと」と記され、同書所載の図には「ポントウ」とある。山川地理取調図には「ハンケトウ」とみえる。明治二六年(一八九三)陸地測量部作製の輯製二十万分一図「斜里」には「イベシベツ湖」と記される。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

デジタル大辞泉プラス 「パンケトー」の解説

パンケトー

北海道釧路市、阿寒国立公園内の雄阿寒岳の北東麓、標高約450メートルに位置する堰止湖アイヌ語で“下にある沼”の意。面積約2.86平方キロメートル。南東ペンケトーがある。

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