パン・トルコ主義

山川 世界史小辞典 改訂新版 「パン・トルコ主義」の解説

パン・トルコ主義(パン・トルコしゅぎ)

トルコ系諸民族の連帯を唱道する思想。20世紀初頭,エンヴェル・パシャら青年トルコ人政府はパン・スラヴ主義などに対抗し,オスマン帝国を核に全トルコ系諸民族の結集を呼びかけることで国家存続を図ったが,第一次世界大戦の敗北政権は崩壊した。戦後アナトリア・トルコ主義をとるムスタファ・ケマルによって大トルコ主義は封印されたが,第二次世界大戦中に台頭した民族主義政党によって復活し,現在までトルコ共和国内で一定の支持を得ている。

出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報

日本の株式の水準を示す、東京証券取引所第1部225銘柄の平均株価。単位は円。構成銘柄は時価総額の分布の変化などにより、適宜入れ替えられている。現在の形になったのは1985年5月からである。ダウ・ジョー...

日経平均株価の用語解説を読む