20世紀西洋人名事典 の解説
パーシィ・ウォレス マッケー
Percy Wallace Mackaye
1875 - 1956
米国の劇作家。
ニューヨーク市生まれ。
ハーバード大学、ライプチヒ大学に学び、チョーサーの物語による無韻詩劇など散文劇を書いたが、ペイジェント、仮面劇、民族劇に関心を持ち、スペクタクル演出によって、民衆教化の大きな意義を持った。中でも詩劇4部劇「デンマーク王ハムレットの謎」(1949年)は野心作で、シェイクスピア劇のパロディーとなっている。他に評論集「劇場と戯曲」(’09年)、「公共演劇」(’17年)、戯曲「ロッキーを越えるナポレオン」(’27年)などがある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報