普及版 字通 の解説

13画
        
              [字訓] せまる・おどす
[説文解字]

[字形] 形声
声符は
(ふく)。
は器が含らんで漲(ふく)れる形。〔爾雅、釈言〕に「
るなり」、〔説文新附〕二下に「
きなり」とあって、迫近の意。身動きならぬことを
迫・
塞といい、真にせまることを
真・
肖という。よむときの音は慣用による。[訓義]
1. せまる、ちかづく、さしせまる。
2. おどす、おびやかす。
3. せまい、ふさがる。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕
・
 シリゾク・イル・セム・セマル・ヤブル・オナジ・ヒスカシ・チカシ・オヒヤス(ル)・ウルハシ・シフ・チカヅク・セハサリテ・セハシ・ヘキ 〔
立〕
 セハサリテ・シフ・チカシ・セハシ・セム・セマル・タタシ・チカヅク・ウルハシ・オヒヤル[語系]
・
pi
k、
(迫)peakは声義近く、
(薄)bakもその義に用いることがある。司馬相如〔上林の賦〕「
側(ひよくそく)泌
(ひつしつ)」の
側は相迫る意。もと擬声的な語であろう。[熟語]
近▶・
圧▶・
畏▶・
姦▶・
急▶・
脅▶・
緊▶・
古▶・
削▶・
窄▶・
死▶・
視▶・
似▶・
邇▶・
取▶・
▶・
肖▶・
上▶・
真▶・
人▶・
切▶・
側▶・
仄▶・
塞▶・
奪▶・
逐▶・
天▶・
迫▶・
夜▶・
厄▶・
凌▶・
勒▶[下接語]
危
・恐
・脅
・矯
・禁
・駆
・桂
・牽
・劫
・攻
・寇
・摧
・擾
・進
・勢
・切
・屯
・内
・抑
・凌
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

