ヒドラゾン

化学辞典 第2版 「ヒドラゾン」の解説

ヒドラゾン
ヒドラゾン
hydrazone

カルボニル化合物ヒドラジンまたはその誘導体との脱水縮合生成物.アルデヒドヒドラゾン(RCH=NNH2,RCH=NNHC6H5など)とケトンヒドラゾン(RR′C=NNH2,RR′C=NNHC6H5など)がある.フェニルヒドラゾンは一般に白色結晶で,アルデヒドまたはケトンの検出および同定に利用されている.脂肪族アルデヒドのヒドラゾンは不安定で単離が困難であり,脂肪族ケトンのヒドラゾンも分解しやすい.ヒドラゾンはナトリウムエトキシドなどと加熱すると炭化水素を生成するので,カルボニル基の還元に用いられる.[別用語参照]ウォルフ-キシュナー還元

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

機械メーカー。トヨタグループの総本家で,繊維機械のほかトヨタ自動車からの小型商用車の受託生産,エンジンその他の自動車部品,フォークリフトなどの産業用車両の生産も行なう。1926年豊田佐吉が,みずから発...

豊田自動織機の用語解説を読む