日本大百科全書(ニッポニカ) 「ヒナノシャクジョウ科」の意味・わかりやすい解説 ヒナノシャクジョウ科ひなのしゃくじょうか[学] Burmanniaceae 単子葉植物。一年草または多年草。大部分が小形の腐生植物で、葉緑素はない。葉は鱗片(りんぺん)状で、互生する。花は1個から数個で多くは放射相称、子房は下位。花被(かひ)は花筒と六枚の裂片からなり、さまざまに着色し、ときに花筒から子房にかけて翼が3個できる。雄しべは6本または3本、花筒内にある。雌しべは三心皮性。主として熱帯に20属約130種分布し、日本にはヒナノシャクジョウなど3属5種分布する。[清水建美] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例