ヒガンバナ科(APG分類:ヒガンバナ科)ヒペアストルム属の総称。ヒッペアストルムともいう。アマリリスと近縁の属で、南アメリカに約70種分布する。鱗茎(りんけい)は球周り25センチメートル以上の大球で、3~4月、長さ40センチメートルほどの帯状または線形の葉を数枚つける。6月ころ、鱗茎から高さ60センチメートルの太い中空の花茎を出し、ユリに似た花を数個散形状に頂生する。花茎は大きいものは25センチメートルを超える。花色は鮮紅、桃、白、橙(だいだい)色で、縞(しま)模様や覆輪のものもあり、変化に富む。普通は鉢植えで観賞する。6号くらいの大鉢を用い、鱗茎の3分の1が土面に出るように浅植えとする。肥料はリン酸やカリを多めに施す。高温と日当りでよく育つ。春に植え替えをし、用土も新しくする。繁殖は株分けによる。実生(みしょう)もできるが、開花球になるには4年ほどかかる。
[川畑寅三郎 2019年3月20日]
貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...