ヒメアブラススキ(読み)ひめあぶらすすき(その他表記)scented golden beard

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ヒメアブラススキ」の意味・わかりやすい解説

ヒメアブラススキ
ひめあぶらすすき / 姫油薄
scented golden beard
[学] Capillipedium parviflorum (R. Br.) Stapf

イネ科多年草。稈(かん)は株立ちし、基部近くで分枝して高さ0.5~1メートル。7~10月、稈頂に円錐(えんすい)花序をつける。花序の枝は細く、数回分枝し、分枝の先端に1センチメートル未満の花穂がある。小穂は2個ずつ花が対(つい)をなし、1個は有柄で小さく、1個は無柄で長さ約3ミリメートル。名は、全体がアブラススキに似るが、より小形であることによる。丘陵地草原に生え、関西地方以西の本州から沖縄、小笠原(おがさわら)、および中国、インドオーストラリアに広く分布する。

[許 建 昌]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む