ヒレナガハギ(読み)ひれながはぎ(その他表記)sailfinned surgeonfish

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ヒレナガハギ」の意味・わかりやすい解説

ヒレナガハギ
ひれながはぎ / 鰭長剥
sailfinned surgeonfish
[学] Zebrasoma veliferum

硬骨魚綱スズキ目ニザダイ科に属する海水魚。四国以南の太平洋インド洋分布。体は卵形背びれと臀(しり)びれが著しく高く、背びれ棘(きょく)が4、5本と少ないことで本科の他種と区別される。全長約30センチメートル。幼魚は黄色の地に数条の黒色横帯があって美しく、造礁サンゴの樹間で生活する。成魚は体色が黒ずみ、深みに移動する。体長20ミリメートル以下のアクロヌルスとよばれる稚魚は体が透明である。食用としない。

井田 齋]


出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

フランスのパリで開催されるテニスの国際大会。1891年創設。ウィンブルドンテニス大会、全豪オープン、全米オープンとともに世界四大テニス選手権大会の一。四大会では唯一クレーコートで行われる。飛行家ローラ...

全仏オープンの用語解説を読む