ビキニ事件

共同通信ニュース用語解説 「ビキニ事件」の解説

ビキニ事件

1954年3月1日、太平洋マーシャル諸島ビキニ環礁で米国が水爆ブラボー」の実験をし、周辺島民や漁船乗組員が被ばくした。広島型原爆の約千倍の威力で、静岡県焼津市のマグロ漁船「第五福竜丸」は約160キロ東の海上遭遇。放射性降下物「死の灰」を浴び、乗組員全23人が被ばくした。9月に無線長久保山愛吉くぼやま・あいきちさん=当時(40)=が死亡した。存命は2人。米国は46~58年、マーシャル諸島で計67回の核実験をして島々を汚染し、帰島できない住民も多い。少なくとも日本漁船延べ約千隻に漁業被害が出たとされる。

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