ビタミン剤の功罪

六訂版 家庭医学大全科 「ビタミン剤の功罪」の解説

ビタミン剤の功罪
(内分泌系とビタミンの病気)

 現代では、食事が不規則な人や、外食インスタント食品に頼っている人が増えており、それに伴って栄養バランスが大きく崩れつつあります。それを補うために、ビタミン剤などのサプリメントをとるというのが大きな流れになってきています。もちろん、まったくとらないよりはとったほうがよいのですが、やはり基本は食事なので、むしろ自身の食生活を見直すほうが大切です。

 最近はさまざまな会社からサプリメントが販売されています。しかし、なかには過剰症を引き起こしやすいビタミンAが1粒内に所要量以上含まれているものもあり、とくに妊婦は奇形発症の危険性が高まるので、とりすぎに注意が必要です。したがって、継続的に使う際には、そのサプリメント内に含まれる各ビタミンの量を確認しておくことがとても重要です。

出典 法研「六訂版 家庭医学大全科」六訂版 家庭医学大全科について 情報

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む