外食(読み)ガイショク

世界大百科事典 第2版の解説

がいしょく【外食】

食事を家庭外の飲食店でとること。広義には飲食を楽しむための食事も含まれるが,一般的にはより実用的な必要を満たすものをいう。発生的にもこの方が古く,室町末期までには旅中の食事である旅籠はたご)を提供する店の旅籠屋の語が定着していた。これに対し,楽しみのための外食は1656年の明暦大火後の江戸で,浅草金竜山(待乳(まつち)山)に奈良茶飯の店ができ,珍しがった市民たちが,われもわれもと詰めかけたことあたりを古い例とする。

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精選版 日本国語大辞典の解説

がい‐しょく グヮイ‥【外食】

〘名〙 食事を家庭外の食堂やレストランなどでとること。
※残像(1947)〈野間宏〉一「『御食事なんか、ほんとうに大変じゃあございません? 御自分でおつくりになる?』『いいえ、外食です…。ひとりで結構やれますよ』」

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世界大百科事典内の外食の言及

【食事】より

…日本の上流社会は食べることにそれほど執着しなかったようであるが,それでも日本料理の庖丁人たちの流派は,宮廷と幕府のおかかえ料理人に起源するのである。 中国をのぞくと近世以前の世界では,料理屋とよべるような上等の料理を外食できる施設はなかった。1765年にパリにはじめてレストランが出現するが,フランスでも市民たちが本格的に上等の外食を楽しめるようになったのは,大革命によって貴族のおかかえの料理人たちが職場を失って,町に料理店を開いてからのことである。…

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