ビハール人(読み)びはーるじん(その他表記)Bihari

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ビハール人」の意味・わかりやすい解説

ビハール人
びはーるじん
Bihari

インドのビハール州住民のうち、インド・アーリア語系のビハール語を話す人々の総称。ビハール語は、北部東部のマイティリ方言、中部のマガヒ方言、西部のボイプリ方言に分けられる。ビハール人の大多数はヒンドゥー教徒で、ごく一部がイスラム教徒である。主産業は稲作を中心とした農業であるが、近年はさまざまな近代産業に従事する者が多い。しかし、ほかのヒンドゥー社会と同様、多数のカーストに分かれ、それぞれが特定の職業と結び付いている。

[板橋作美]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む