日本大百科全書(ニッポニカ) 「ビュルダン」の意味・わかりやすい解説
ビュルダン
びゅるだん
Claude Burdin
(1790―1873)
フランスの機械工学者。25歳のとき「動力機械に関する一般的考察」という論文を発表し、初めて科学者の注目するところとなった。のちに水力学に興味をもつようになり、1824年に科学アカデミーへ水車に関する論文を提出した。この論文のなかで、彼の考えた新しい型の水車についてタービンturbineということばを使用した。ラテン語のトゥルボturbo(こまの意)からの造語である。ビュルダンの水力タービンは門下生のフルネーロンに受け継がれた。1827年に6馬力、効率80%の外向き輻流(ふくりゅう)水力タービンがつくられ、ミュルーズ工業会の賞が与えられた。
[中山秀太郎]
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