びらりしゃらり(読み)ビラリシャラリ

精選版 日本国語大辞典 「びらりしゃらり」の意味・読み・例文・類語

びらり‐しゃらり

  1. 〘 副詞 〙 ( 「と」を伴って用いることもある )
  2. あちこちと移動するさま、所定めず歩き回るさまを表わす語。〔文明本節用集(室町中)〕
    1. [初出の実例]「なわての風にふかれて〈略〉あちへびらりしゃらり、こちへびらりしゃらりと」(出典:虎明本狂言・吃(室町末‐近世初))
  3. 左右・前後になびいたり、乱れたりするさまを表わす語。
    1. [初出の実例]「何やらびらりしゃらり花めづらしき雪のふり袖〈策伝〉」(出典:策伝和尚送答控(1631‐35))
  4. はなやかに、なまめいているさまを表わす語。
    1. [初出の実例]「ひらりしゃらりの春のあけぼの かへる鴈ふる院やうの文字ににて」(出典:俳諧・犬筑波集(1532頃)春)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む