ウクライナ南西部、オデーサ州の港湾都市。ビルホロド・ドニストロウシキーともいう。ロシア語ではベルゴロド・ドニエストロフスキー。人口5万2000(2001)。黒海に流入するドニステール(ドニエストル)川最下流部の溺(おぼ)れ谷であるドニステール潟西岸にあり、黒海から18キロメートルさかのぼった地点に位置する。オデーサからイズマイル経由ルーマニアに至る黒海湾岸の国際鉄道の一駅が置かれている。乳・肉加工、製粉、水産缶詰、縫製品などの工場と、農・医・教育などの高等専門学校および郷土館がある。古代ギリシアの植民都市ティラTiraを起源とするが、数百年間無住のあと、9世紀にスラブ人の小さな砦(とりで)ベルゴロド(「白い城砦(じょうさい)都市」の意)が建設された。1918年までと1940~1944年にはドイツ風にアッケルマンАккерманと称した。
[渡辺一夫]
中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...