ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ピピンの寄進」の意味・わかりやすい解説
ピピンの寄進
ピピンのきしん
Pippinsche Schenkung; donation de Pépin
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フランク国王ピピン(小)が教皇からメロヴィング朝簒奪を正統化された返礼として,754年,756年の2度にわたりランゴバルドを討ち,ラヴェンナなどを奪って教皇に献じた事件。教皇領に本来的基礎を与えたといわれる。
出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報
…しかしこれらの領土は全イタリアの支配を目指すランゴバルド族によって絶えず脅かされていたし,ラベンナ総督領も751年には彼らに占領された。この年教皇はピピン3世のクーデタを正当化してフランク王権に接近し,ピピンはパトリキウス・ロマノルムの称号を,ローマはいわゆる〈ピピンの寄進〉をえて領土を保全する。教皇領の確実な基礎はこのとき築かれた(756)。…
…その中で最も著しいのは,教会教区を再編成し,それらを地方行政に組み込む作業であり,これは,カロリング朝の基本政策となった。彼は2度にわたり,ランゴバルド遠征を行い(754,756),その結果手に入れたラベンナとペンタポールを教皇ステファヌス2世に献じた(〈ピピンの寄進〉)。これが教皇領の起源である。…
※「ピピンの寄進」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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