ぴょこぴょこ（読み）ピョコピョコ

デジタル大辞泉

ぴょこ‐ぴょこ

［副］
１ 「ひょこひょこ1」に同じ。「走るたびにおさげ髪がぴょこぴょこ（と）揺れる」
２ 「ひょこひょこ2」に同じ。「ぴょこぴょこ（と）頭を下げてまわる」

出典　小学館

精選版 日本国語大辞典

ぴょこ‐ぴょこ

1. [ 1 ] 〘 副詞 〙 ( 「と」を伴って用いることもある )
   1. ① 小刻みにはねるように続けて動くさまを表わす語。ぴょんぴょん。ひょこひょこ。
      1. [初出の実例]「帰(かへ)ろ、ひょこひょこ三(み)ぴょこぴょこ」(出典：洒落本・辰巳之園（1770）)
   2. ② しきりに頭をさげるさまを表わす語。ぺこぺこ。ひょこひょこ。
      1. [初出の実例]「頭をぴょこぴょこ下げながら」(出典：今弁慶（1891）〈江見水蔭〉八)
   3. ③ 次々と続いて現われるさまを表わす語。
      1. [初出の実例]「巣から顔だけピョコピョコ出す鳥のやうに」(出典：蟹工船〈小林多喜二〉一)
2. [ 2 ] 〘 形容動詞ナリ活用 〙 空腹なさま。ぺこぺこ。
   1. [初出の実例]「腹をぴょこぴょこに減らせて」(出典：牛部屋の臭ひ（1916）〈正宗白鳥〉三)

出典　精選版 日本国語大辞典