明治・大正期の小説家
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報
小説家。本名忠功(ただかつ)。岡山市に生まれる。上京して杉浦重剛(しげたけ)の称好塾に学び、巌谷小波(いわやさざなみ)、大町桂月(けいげつ)を知る。1888年(明治21)硯友社(けんゆうしゃ)同人。92年江水社をおこし『小桜縅(こざくらおどし)』を創刊、田山花袋(かたい)、太田玉茗(ぎょくめい)を世に送った。その後、『中央新聞』『読売新聞』『太平洋』『二六(にろく)新報』などに拠(よ)り、ジャーナリスティックな活動をするかたわら創作も続けた。代表作には『女房殺し』(1895)、『新潮来曲(いたこのきょく)』(1897)等を所収する『水蔭叢書(そうしょ)』(1910・博文館)のほか、貴重な文壇資料『自己中心明治文壇史』(1926~27)がある。
[小野寺凡]
『『明治文学全集22 硯友社文学集』(1969・筑摩書房)』
出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報
出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報
…素劇(そげき)ともいう。1890年(明治23)東京小石川の佐藤黄鶴邸で,尾崎紅葉,江見水蔭(えみすいいん)(1870‐1934),巌谷小波(いわやさざなみ)らが,水蔭作の史劇を上演した硯友社(けんゆうしや)劇が最初。1905年には歌舞伎座で,杉贋阿弥(がんあみ),岡鬼太郎,岡本綺堂,小出緑水,岡村柿紅,伊坂梅雪,栗島狭衣(さごろも)らが〈若葉会〉を組織して上演し,世評を招いた。…
※「江見水蔭」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
米テスラと低価格EVでシェアを広げる中国大手、比亜迪(BYD)が激しいトップ争いを繰り広げている。英調査会社グローバルデータによると、2023年の世界販売台数は約978万7千台。ガソリン車などを含む...
11/21 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
10/29 小学館の図鑑NEO[新版]動物を追加
10/22 デジタル大辞泉を更新
10/22 デジタル大辞泉プラスを更新
10/1 共同通信ニュース用語解説を追加