ピーク29(読み)ピークにじゅうく(その他表記)Peak 29

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ピーク29」の意味・わかりやすい解説

ピーク29
ピークにじゅうく
Peak 29

ヒマラヤ山脈,ネパールヒマラヤの中部にある高峰標高 7871m。マナスル(8163m)とヒマルチュリ(7893m)の間に位置し,3山でマナスル山群を形成する。ピーク29の山名はインド測量局の測量番号であり,Ngadi Chuliとも呼ばれる。1961年大阪大学登山隊が西面に入域してムシ・コーラを登り,西尾根上 4900mのコル越え北方にツラギ氷河を発見した。1970年10月,大阪大学登山隊は水野祥太郎を隊長として東面のプンギエン氷河から初登頂に成功したが,登頂隊員とシェルパの 2人が下山中に墜死したため,望遠写真によって登頂が確認された。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む