コル(読み)こる

デジタル大辞泉 「コル」の意味・読み・例文・類語

コル(〈フランス〉col)

《首の意》山の鞍部あんぶ。峠。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「コル」の意味・読み・例文・類語

コル

  1. 〘 名詞 〙 ( [フランス語] col ) 登山用語。山の尾根の峰と峰との間の低くなった所。鞍部(あんぶ)。たおり。たわ。〔登山技術(1939)〕
    1. [初出の実例]「涸沢岳のコルに出ようと思った」(出典:氷壁(1956‐57)〈井上靖〉一〇)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「コル」の意味・わかりやすい解説

コル
Kold, Kristen Mikkelsen

[生]1816.3.29. ユラン
[没]1870.4.6. ダレム
デンマークの教育者。靴屋息子に生れ,教師となったが形式の整った教育にはなじめず,1851年ルュスリンゲに寄宿学校創設生徒とともに貧しく暮しながら口頭道徳を教えた。これがのちの国民高等学校モデルとなり,デンマークだけでなく,世界の多くの国々に普及した。のちのデンマークの多くの国家指導者をも薫陶した。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

音楽用語ダス 「コル」の解説

コル[col]

総譜スコア)を書く際にアレンジャー手間を省く目的で使われる記号で、「……と同じ」という意味の用語。たとえば、2ndトランペットが1stと同じ動きをする時に、col 1st と略して記される。collate(突き合わせる、対照する、照合する、~)の略。

出典 (株)ヤマハミュージックメディア音楽用語ダスについて 情報

日本大百科全書(ニッポニカ) 「コル」の意味・わかりやすい解説

コル
こる

鞍部

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内のコルの言及

【登山】より

… ヒマラヤは,18世紀ごろからキリスト教の宣教師やインドの測量局員などが足を踏み入れていたが,純粋な登山を目的にヒマラヤを訪れたのはイギリスのW.W.グレアムで,1883年ガルワールおよびシッキムの7000m近い数峰を登り,95年にはママリーがナンガ・パルバット(8125m)で消息を絶った。92年イギリスのM.コンウェーのカラコルム遠征隊は,パイオニア・ピーク(6888m)に登り,99年イギリスのD.W.フレッシュフィールドはカンチェンジュンガの山麓を一周した。1907年イギリスのT.G.ロングスタッフはガルワール・ヒマラヤのトリスル(7120m)に登頂したが,これが世界における最初の7000m峰登頂である。…

※「コル」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android