ピートダン輝石(読み)ピートダンきせき

最新 地学事典 「ピートダン輝石」の解説

ピートダンきせき
ピートダン輝石

petedunnite

化学組成Ca(Zn, Mn, Fe, Mg)Si2O鉱物。単斜晶系,空間群C2/c,格子定数a0.982nm, b0.900, c0.527, β105.6°, 単位格子中4分子含む。微細な粒状結晶のモザイク状集合。暗緑色,半透明,ガラス光沢。劈開{110}に完全。硬度6,比重3.68(計算)。薄片では明黄~明緑色,屈折率α1.68,β1.69, γ1.70, 2V(+)~80°,光分散rv強。少量のNaを含み,Feは2価と3価が存在。輝石グループ,透輝石─ヘデンベルグ輝石─ヨハンセン輝石系のものと同構造。M1席にZnが卓越するが,天然では約37%まで。高圧(2GPa, 900℃)実験では端成分を合成。米国ニュージャージー州Franklinの変成亜鉛・マンガン鉱床から,透輝石・角閃石・方解石珪亜鉛鉱石英・アルバイトを伴う。名称は米国スミソニアン自然史博物館の鉱物学者Pete J.Dunnにちなむ。

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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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