ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「フィッシャー家」の意味・わかりやすい解説
フィッシャー家
フィッシャーけ
Vischer
(1) 大ヘルマン Herman der Ältere ?~1488.1.13. ニュルンベルク
ニュルンベルクに鋳造所を開設。作品はウィッテンベルク市聖堂の洗礼盤。
(2) 大ペーター Peter der Ältere 1460頃.ニュルンベルク~1529.1.7. ニュルンベルク
大ヘルマンの子。父の工房を継承しドイツ・ルネサンス最大のブロンズ彫刻家といわれた。作品『聖ゼバルドゥスの墓』 (1508~12,14~19,ニュルンベルク,ザンクト・ゼバルドゥス聖堂) 。
(3) 小ヘルマン Herman der Jüngere 1486頃~1517
小ペーター Peter der Jüngere 1487~1528
ハンス Hans 1489頃~1550
大ペーターの息子たちで,小ヘルマンは墓板に,小ペーターは小彫刻に本領を発揮し,ハンスはニュルンベルク市役所構内の『アポロの泉』などを制作。ほかに大ペーターの息子にヤコブ,パウルスがおり,5人兄弟は父の『聖ゼバルドゥスの墓』の制作に協力した。 1530年工房はハンスにより継承されたが,50年彼の死とともに消滅した。
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