最新 地学事典 「フィードバック型地震計」の解説
フィードバックがたじしんけい
フィードバック型地震計
feedback type seismograph
振子の運動を変換した電気信号を用いて再びその振子の運動を制御する方式の地震計ないしは変換器。サーボ型地震計とも。地震計の周波数特性の広帯域化や観測できる振幅範囲の拡大に著しい有効性が認められる。例えば振子の変位に比例する電圧を検出し,その電圧を増幅して振子に取りつけた動電コイルに印加すると,振子にその変位に比例する復元力を与えることができる。この復元力を非常に強くしておくと振子はほとんど運動しなくなるが,このとき,振子を運動させないように止めておくために必要な電流を測定すれば,それが地面の運動の加速度に相当する。この方式は負帰還方式になっていて,出力信号のもともとのSN比を劣化させることなく前記の有効性が認められる。
執筆者:高橋 道夫
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

