フェリーポート(読み)ふぇりーぽーと(その他表記)ferry port

日本大百科全書(ニッポニカ) 「フェリーポート」の意味・わかりやすい解説

フェリーポート
ふぇりーぽーと
ferry port

仕出し港で自動車が自力で乗船し、仕向け港までフェリーで航走して下船し陸路目的地に至る輸送で、自動車の機動性と船舶の大量輸送・低コスト性を組み合わせた海陸一貫輸送の筋に沿ってつくられた専門埠頭(ふとう)。1970年代に急速に伸展した。埠頭ではある時間帯に交通量が集中するので、市街道路の過重負担にならない地区に立地し、幹線道路に連絡しやすい地点が望ましい。埠頭には広大な面積が必要で、大型船で一バース当り約2万5000平方メートル、小型船でも1万平方メートル以上が用意されている。

[堀口孝男]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android