最新 地学事典 の解説
フォンゲン・ハイリンゲンかんにゅうがんたい
フォンゲン・ハイリンゲン貫入岩体
Fongen–Hyllingen layered intrusion
ノルウェー中部トロンヘイムの南東約60kmに位置する中央スカンジナビア・カレドニア最大の苦鉄質貫入岩体。カレドニア造山運動の後期(約435Ma),同時期に褶曲・変成した玄武岩および泥質岩中に貫入。南北に狭長な160km2の分布を示し,中央部の変形・変質した薄層部を境に北部のFongen Seriesと南部のHyllingen Seriesとに区分。全体として厚さ約6kmのキュームレイトからなり,主岩相は斜長石に富むかんらん石斑れい岩とガブロノーライト。構成鉱物は広い組成範囲(Fo75–0,An67–1)を示し,連続的に組成が変化する4つの結晶分化作用ステージに区分。参考文献:J.R.Wilson et al.(1996) Layered Intrusions,Elsevier Sci.
執筆者:山崎 徹
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

