フォンドゴーム遺跡(読み)フォンドゴームいせき(その他表記)Font-de-Gaume

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「フォンドゴーム遺跡」の意味・わかりやすい解説

フォンドゴーム遺跡
フォンドゴームいせき
Font-de-Gaume

フランス,ドルドーニュ地方のレゼジー近郊にある後期旧石器時代洞窟遺跡。 1901年アンリ・ブルイユによって発見された。石灰岩洞窟の壁に,200体近くの野牛野生馬マンモストナカイなどが赤,褐色,黒の各色で写実的に描かれている。ほとんどの壁画は中期マドレーヌ期に描かれたと考えられる (→マドレーヌ文化 ) 。 1979年世界遺産文化遺産に登録されたレゼジー地方遺跡群の一つ。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android