フォージャ沸石(読み)フォージャふっせき

最新 地学事典 「フォージャ沸石」の解説

フォージャふっせき
フォージャ沸石

faujasite

沸石族,フォージャ沸石系列の鉱物。現在までに,カルシウムフォージャ沸石(faujasite-Ca, (Ca, Na, Mg, K)2(Si, Al)12O24・15H2O),苦土フォージャ沸石(faujasite-Mg, (Mg, Na, K, Ca)2(Si, Al)12O24・15H2O),ソーダフォージャ沸石(faujasite-Na, (Na, Ca, Mg)2(Si, Al)12O24・15H2O)が知られている。以下は主にソーダフォージャ沸石の諸性質である。立方晶系,空間群Fd3m, 格子定数a2.4681nm, 単位格子中16分子含む。八面体結晶,{111}で双晶。無~白色,透明,ガラス光沢。劈開{111}に明瞭。硬度5,比重1.92。薄片では無色,屈折率n1.466~1.480,光学的等方性。沸石の一種で,Naの一部をCa, Mgが置換し,電荷のバランスでSi-Al置換が起こる。パラゴナイト質玄武岩ガラスから生成されたり,リンバージャイトや玄武岩の空隙に十字沸石菱沸石オフレ沸石などと産する。名称火山の起原を著したフランスの地質学者B.Faujas de Saint Fond(1741~1819)にちなむ。

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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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