普及版 字通 「フク・かえる」の読み・字形・画数・意味

9画
[字訓] かえる
[説文解字]

[甲骨文]

[金文]

[字形] 会意
量器の形+夊(すい)。卜文・金文は量器の形である良に従う。これを反復して、器中の糧穀を整えるのであろう。〔説文〕五下に「故
を行くなり」というのは往復の復、復の初文とするものであろう。また「
(ふく)の省聲」とするが、卜文・金文は
に従う形ではない。[訓義]
1. かえす、器を反復する。
2. かえる、復る。復・複の初文。
[声系]
〔説文〕に
声として復・腹・複・蝮・
・
(覆)など十二字を収める。おおむね反復、あるいは
の器形の中ふくらみの意がある。復・複・
は前者、他は後者に属する。[語系]
・復biukは報puと声義の関係があり、反復・返報の意において通用する。出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

