普及版 字通 「フク・やなぐい・えびら」の読み・字形・画数・意味

14画
[字訓] やなぐい・えびら
[説文解字]

[甲骨文]

[金文]

[字形] 形声
声符は
(服)(ふく)。卜文・金文の字形は
中に矢のある形で、象形。
(ふく)はその隷体化した字で、
を負って戦いに備えることを備という。
は
の形声の字。〔説文〕五上に「弩矢(どし)の
なり」という。金文に「魚
」の名がみえ、魚皮を以て
とした。魚は魚獣。〔詩、小雅、采
〕に「象弭(ざうじ)魚
」とあり、
は
。〔
子、議兵〕に「
矢五十箇」とあり、矢五十本を収める。卜辞に「一牛を
す」とあるものは、
(ひよく)の意に仮借する意。牛を裂くことをいう。[訓義]
1. やなぐい、えびら。
2. 字はまた服に作る。
3.
と通用し、裂く。[古辞書の訓]
〔和名抄〕
夜奈久比(やなぐひ)。
令に、胡
の二字を用ふ 〔名義抄〕
ヤナグヒ[下接語]
矢

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

