日本大百科全書(ニッポニカ) 「フサヤガ」の意味・わかりやすい解説 フサヤガふさやが / 房夜蛾[学] Eutelia geyeri 昆虫綱鱗翅(りんし)目ヤガ科に属するガ。はねの開張35ミリ内外。赤褐色の地に、前翅では黒色の横線や白色斑(はん)や線があり、後翅の基部近くは白い。腹部背面に白紋があり、腹端には一対の毛束がある。琉球(りゅうきゅう)諸島を除く日本全域のほか、中国、台湾からインドに分布する。年二化で、6月ごろから成虫が出始め、秋の成虫はそのまま越冬し、翌春ふたたび現れる。幼虫はヌルデの葉を食べる。[井上 寛] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例 Sponserd by