フサヤガ(読み)ふさやが

日本大百科全書(ニッポニカ) 「フサヤガ」の意味・わかりやすい解説

フサヤガ
ふさやが / 房夜蛾
[学] Eutelia geyeri

昆虫綱鱗翅(りんし)目ヤガ科に属するガ。はねの開張35ミリ内外。赤褐色の地に、前翅では黒色の横線や白色斑(はん)や線があり、後翅の基部近くは白い。腹部背面に白紋があり、腹端には一対の毛束がある。琉球(りゅうきゅう)諸島を除く日本全域のほか、中国、台湾からインドに分布する。年二化で、6月ごろから成虫が出始め、秋の成虫はそのまま越冬し、翌春ふたたび現れる。幼虫ヌルデの葉を食べる。

[井上 寛]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

4月1日の午前中に、罪のないうそをついて人をかついでも許されるという風習。また、4月1日のこと。あるいは、かつがれた人のこと。四月ばか。万愚節。《季 春》[補説]西洋もしくはインドに始まる風習で、日本...

エープリルフールの用語解説を読む