フフシル山脈(読み)フフシルさんみゃく(その他表記)Hohxil shan

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「フフシル山脈」の意味・わかりやすい解説

フフシル(可可西里)山脈
フフシルさんみゃく
Hohxil shan

中国西部,チベット自治区北部とチンハイ(青海)省西部に位置する,東西方向に連なる山脈クンルン(崑崙)山脈支脈で,東のバインハル(巴顔喀拉)山脈へと続く。フフシルとはモンゴル語で「青い尾根」の意で,万年雪を戴く標高 6000m前後の峰が連なる。チャン(長)江源流の一つチュマル(楚瑪爾)川が流出する。チンハイ省側の標高 4500m以上の高原に育つ植物の 3分の1以上は固有種で,チベットレイヨウチルー)など希少な大型哺乳類も見られる。2017年国際連合教育科学文化機関 UNESCO世界遺産の自然遺産に登録された。

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