フライング・バットレス(その他表記)flying buttress

翻訳|flying buttress

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「フライング・バットレス」の意味・わかりやすい解説

フライング・バットレス
flying buttress

建築用語。飛梁のこと。ゴシックの聖堂建築において開発され,発展した構架要素。身廊ボールト (穹窿) の横圧を受止め,それを側廊側壁のバットレス (控壁) へと流す斜め梁。パリノートル・ダム大聖堂などの側面に,櫛の歯のように並んでいるのがみられる。この開発によって身廊側壁が開放され,ステンドグラスなどの開口部として用いられるとともに,ゴシック建築独特の構造美が生れた。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む