20世紀西洋人名事典 「フランツメーリング」の解説
フランツ メーリング
Franz Mehring
1846 - 1919.1.28
ドイツのマルクス主義文筆家。
シュラーベ(ポンメルン)生まれ。
ライプツィヒ大学とベルリン大学で言語学を学び、民主主義的ジャーナリストを経て、1891年ドイツ社会民主党に入党する。党機関誌「ノイエ・ツァト」の執筆者を務め、同誌に連載した「レッシング伝説」で理論家としての地位を確立する。1902年「ライプツィヒ民衆新聞」編集長となり、修正主義を攻撃し、第一次大戦中も反戦運動を継続、スパルタクス団の結成に重要な役割を果たす。戦後はドイツ共産党の創設に参加する。著書に「ドイツ社会民主主義史」、「マルクス伝」(’18年)など。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報