フリオ・C.テーヨ(その他表記)Julio César Tello

20世紀西洋人名事典 「フリオ・C.テーヨ」の解説

フリオ・C. テーヨ
Julio César Tello


1880.4.11 - 1947.6.3
ペルーの考古学者。
国立人類考古学博物館創設者。
リマ市東方ワロチリ村生まれ。
インディオの考古学者で、ペルー考古学の父といわれる。国立サン・マルコ大学で医学を修めたが、在学中アンデス先史文化へ関心を抱いた。英国に留学し、帰国後、チャビン・デ・ワンタル遺跡の発掘、カスマタニ谷諸遺跡の調査等に従事し、後に国立人類考古学博物館を創設した。アンデスの起源アマゾンにあるとの説を唱えた。主著に「チャビン、アンデス文明の母胎文化」(1961年)等がある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android