20世紀西洋人名事典 「フリードリヒヒルト」の解説
フリードリヒ ヒルト
Friedrich Hirth
1845 - 1927
ドイツの支那学者。
元・コロンビア大学支那学講座大教授。
ドイツ生まれ。
自称夏徳。
ベルリンなどの大学で学ぶ。1870年中国に行き、海関事務に勤務。その傍ら、陶器や絵画などの中国や東西文化の交流についての研究をする。1902年以降、ニューヨークのコロンビア大学支那学講座大教授。「後漢書」「西域伝」等のなかの大秦、西海、条支をシリア、ペルシャ湾、その湾岸地方に比定した説を唱え、日本学界にも影響を及ぼした。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報