フルオル酢酸(読み)フルオルさくさん(その他表記)fluoroacetic acid

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「フルオル酢酸」の意味・わかりやすい解説

フルオル酢酸
フルオルさくさん
fluoroacetic acid

モノフルオル酢酸ともいう。化学式 FCH2COOH 。無色結晶。融点 33℃。沸点 165℃。水,メチルアルコールに可溶酢酸よりも強い酸性を示す。緑炎をあげて燃える。天然には,南アフリカに産するトウダイグサ科毒草に存在する。ナトリウム塩は強力な殺鼠剤として使用される。非常に有毒な物質で取扱いには注意を要する。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む