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殺鼠剤 さっそざい rodenticide

翻訳|rodenticide

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

殺鼠剤
さっそざい
rodenticide

ねずみの駆除に用いる薬剤。普通はねずみの好む食物に混入して中毒死させる。黄リン,亜ヒ酸,硫酸タリウムなどの無機塩類のほか,アンツー,モノフルオル酢酸ナトリウム,ワルファリンなどの有機合成剤がある。

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デジタル大辞泉の解説

さっそ‐ざい【殺×鼠剤】

ネズミを駆除するための薬剤。→猫いらず

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百科事典マイペディアの解説

殺鼠剤【さっそざい】

ネズミの駆除剤。1回の投与で有効な急性毒剤に,古くより黄リン(猫(ねこ)いらず有効成分),亜ヒ酸製剤,リン化亜鉛,硫酸タリウムが使われ,その後アンツー,モノフッ化酢酸ソーダ,さらにノルボルマイドが出現した。
→関連項目農薬リン(燐)中毒

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栄養・生化学辞典の解説

殺鼠剤

 ネズミを殺す薬剤.

出典|朝倉書店
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世界大百科事典 第2版の解説

さっそざい【殺鼠剤 rodenticide】

ネズミを退治するために開発された薬剤。ネズミは野外において農作物を食害し,また屋内では食料,飼料を食べるなど,その被害は大きい。殺鼠剤をネズミの好む餌に混入し,それを食べさせることによって目的を達成する。古くは殺鼠剤として黄リンや亜ヒ酸が用いられ,次いで硫酸タリウムTl2SO4,リン化亜鉛Zn3P2などの無機殺鼠剤が開発された。有機合成殺鼠剤としては,シリロシド(スキル,非登録),モノフルオロ酢酸(フラトール),ビスチオセミ(非登録),クマリン系剤のワルファリン(ヤソミン),クマテトラリル(エンドックス),インダンジオン系剤のクロロファシノン(ネズコ),ダイファミン(ヤソヂオン)などがある(( )内は商品名)。

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大辞林 第三版の解説

さっそざい【殺鼠剤】

鼠の駆除に用いる薬剤。古くから黄リンや亜ヒ酸などが用いられ、さらに硫酸タリウム・リン化亜鉛などが開発された。有機合成殺鼠剤としてはフルオロ酢酸ナトリウム・ワルファリンなどがある。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

殺鼠剤
さっそざい

ネズミを毒殺するために用いる薬剤。ネズミが摂食すれば死ぬ薬品は多種類あるが、ネズミは用心深い臆病(おくびょう)な動物であるから、摂食する物質は限られる。第二次世界大戦前はおもに猫いらず(8%の黄リン製剤)が用いられ、一部バリウム塩類や亜ヒ酸(三酸化ヒ素)、ストリキニーネが使われていた。また、殺鼠のためにネズミの伝染病菌の野鼠チフス菌が培養され、餌(えさ)に混ぜて食ベさせて効果をあげていたが、戦後、占領軍の命令で衛生上の理由から禁止された。
 戦後、ネズミにのみ有害で人畜無害なアンツー(ANTU)が一時期使用されたが、忌避作用が強く効果があがらないので、現在は使用されていない。ネズミが好んで摂取し、ほかの殺鼠剤に比べネズミに対する毒性がきわめて強いモノフルオール酢酸ナトリウムは、人間にもきわめて有毒なため、「毒物及び劇物取締法」によって特定毒物に指定されているので、一般には使えない。世界中でもっとも使われているのはワルファリンである。これは、ネズミが連続して摂取することにより血液凝固機能を失い臓器に内出血をおこすもので、餌をみつけると仲間を次々に誘うネズミの習性から、近辺一帯のネズミを全滅するために理想的なものである。ただ、連続して5日以上摂取させないと効果がないため、日本ではあまり普及していない。
 現在多く用いられている殺鼠剤の成分は、リン化亜鉛、硫酸タリウム、シリロシドなどである。シリロシドは紀元前2000年ごろから用いられている歴史上もっとも古い殺鼠剤で、ユリ科植物である海葱(かいそう)の鱗茎(りんけい)からの抽出物を用いるが、齧歯(げっし)類以外には無毒である。ノルボマイドはラット(ドブネズミやクマネズミ)にのみきわめて有効で、マウスやほかの動物、人間にはまったく無毒である。殺鼠効果は毒餌(どくじ)の作り方や置く場所による影響が大きい。駆除しようとするネズミが平常食べ慣れているもので毒餌をつくることがたいせつである。[村田道雄]

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