フルカ・トンネル(読み)ふるかとんねる(その他表記)Furka Tunnel

日本大百科全書(ニッポニカ) 「フルカ・トンネル」の意味・わかりやすい解説

フルカ・トンネル
ふるかとんねる
Furka Tunnel

スイス、フルカ・オーバーアルプ鉄道(現、マッターホルン・ゴッタルド鉄道)がローヌ川最上流部とロイス川(ライン川支流)流域との分水嶺(ぶんすいれい)フルカ峠の下を通る鉄道トンネル。最初の線路はフルカ峠の険を110‰(パーミル)の急勾配(こうばい)でアプト式ラックレール(歯形軌条(はがたきじょう))を用いて登り、峠下の標高2160メートル付近に長さ1874メートルの単線型トンネルが1926年に開通した。この区間は車窓からローヌ氷河を望むことができ、同鉄道が運転する氷河急行列車のハイライトであったが、豪雪雪崩(なだれ)の事故を避けるため、毎年冬季は一部の橋梁(きょうりょう)を撤去して路線を運休していた。このため、長大トンネルによって分水嶺の下を貫く新フルカ・トンネル(長さ1万5381メートル、スイス国内では最長)が建設され1982年6月に開通し、峠越えの旧線は旧フルカ・トンネルとともに廃止された。旧トンネルを含む廃止区間の一部は、2000年に観光鉄道として再開された。新トンネルは単線型であるが、内部に列車交換のための信号場2か所がある。新トンネルはローヌ川側のオーバーワルト(標高1366メートル)とロイス川側のレアルプ(標高1538メートル)を直結し、その開通は列車の通年運行を可能とした。

青木栄一・青木 亮]

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