フン・かおる

普及版 字通 「フン・かおる」の読み・字形・画数・意味


8画

(異体字)
7画

[字音] フン
[字訓] かおる

[説文解字]

[字形] 形声
声符は(分)(ふん)。〔説文〕一下に字を(てつ)部に属し、「は艸初めて生じ、其の香り布するなり」とし、分の亦声、分布の義をもつとする。をその或(ある)体とするが、が通行の字。〔詩、小雅、楚茨〕の「」は(ふんぷん)、香気をいう形況の語である。

[訓義]
1. かおる、かおり、こうばしい、におい。
2. さかん、おおい、ゆたか。
3. よい、ほまれ
4. 紛と通じ、衆盛の意。

[古辞書の訓]
〔新字鏡〕 加乎留(かをる)〔名義抄 カウバシ・サカンナリ・カヲル 〔字鏡集〕 サカンナリ・カウバシ・ウルハシ・ニホフ・サカリ

[語系]
phiun、(芳)phiuangは声義近く、またphiui、bietも双声の語で、みな香気をいう。

[熟語]

[下接語]
・懐・奇・薫・高・衆・清・馳・騰・馥・芳・余・揚・蘭・流・霊

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

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