ふ文字(読み)フモジ

デジタル大辞泉 「ふ文字」の意味・読み・例文・類語

ふ‐もじ【ふ文字】

女房詞から》
ふな
ふみ手紙

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「ふ文字」の意味・読み・例文・類語

ふ‐もじ【ふ文字】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「ふ」ではじまることばの後半を略して「文字」を添えた女房詞 )
  2. (ふな)
    1. [初出の実例]「内裏、仙洞には、一切の食物に異名を付て被召事也〈略〉鮒はふもじ」(出典:海人藻芥(1420))
  3. (ふみ)。手紙。消息。
    1. [初出の実例]「さゐさゐ御ふもし給候へども、こころのあしきにとりまぎれ、御返事もいたし候はず候」(出典:評判記・秘伝書(1655頃)やりてひでんの事)
  4. おふくろ。母。

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