最新 地学事典 「ブロンボス洞窟」の解説
ブロンボスどうくつ
ブロンボス洞窟
Blombos cave
南アフリカ共和国の海岸付近に位置する洞窟。厚さ3m程の堆積物の中に,後期旧石器時代と中期旧石器時代の文化層が検出されている。特に,後者に相当する文化層(約10万~7万年前)からは,この時期に珍しい貝殻ビーズ,線刻模様つき顔料,彩色模様がついた石,磨製骨器などの遺物が発見されている。中期旧石器時代における貝殻ビーズや顔料の使用は,Homo sapiensによる初期の象徴的行動を示す貴重な記録と考えられている。
執筆者:門脇 誠二
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

