プシュチナ(英語表記)Pszczyna

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「プシュチナ」の意味・わかりやすい解説

プシュチナ
Pszczyna

ポーランド南部,シロンスキェ県の都市。クラクフの西約 75km,ウィスワ川の支流プシュチンカ川沿いに位置する。 12世紀から 14世紀初めまで2度シロンスク・ピアスト家領 (→ピアスト朝 ) ,その後はプシュチナ侯 (ドイツ人) の所領となり,1742年以後はプロシアに属して,住民の大多数を占めるポーランド人に対するゲルマン支配が続いたが,1921年,住民投票の結果ポーランド領となった。古くからレースの生産で知られるが,機械,食品加工などの工業も盛ん。上シロンスキェ (シュレジエン ) 工業地帯水源となる人工池がある。歴史的建造物が多く,市の北側にある 12世紀の城を取り巻く公園はシュレジエン地方で最も美しい公園の一つといわれる。郊外ヨーロッパバイソンの保護地がある。人口2万 5774 (2002) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

大臣政務官

各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...

大臣政務官の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android