プトレマイオス10世アレクサンドロス1世(読み)プトレマイオスじっせいアレクサンドロスいっせい(その他表記)Ptolemaios X Alexandros I

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

プトレマイオス10世アレクサンドロス1世
プトレマイオスじっせいアレクサンドロスいっせい
Ptolemaios X Alexandros I

[生]?
[没]前88
プトレマイオス朝の王 (在位前 107~88) 。母クレオパトラ3世の摂政下,兄プトレマイオス9世の追放期間中のみ王位にあった。母と兄弟争いは絶えなかったが,母が前 101年に死ぬと兄との仲直り成立。 10世は9世の娘ベレニケ3世と結婚した。先住民には宥和政策をとったが,前 88年にはテーベに独立運動が起った。王は軍隊の維持費をまかなうために,アレクサンドリアにあったアレクサンドロス3世 (大王) の墓を略奪したため,人々の憤激を買い,国外に逃亡した末に,殺された。彼の妻は帰国し,9世の妃となった。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む