ベレニケ3世(読み)ベレニケさんせい(その他表記)Berenikē III

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ベレニケ3世」の意味・わかりやすい解説

ベレニケ3世
ベレニケさんせい
Berenikē III

[生]?
[没]前80
ギリシア語のフェレニケ (「勝利をもたらす者」の意) のマケドニア語形で,エジプトプトレマイオス9世ソテル2世の娘。謀略にたけ,プトレマイオス朝エジプトの混迷期に活躍。最初プトレマイオス 10世アレクサンドロス1世と結婚し,前 101年に第1王妃が死ぬと勢力を伸ばしはじめ,前 89年にアレクサンドリア市民の反乱で夫が追放され,殺害されると,翌年エジプトに戻り,退位させられていた父と結婚し,2人でエジプトを統治した。しかし父の死後,息子のプトレマイオス 11世と争い,殺された。息子もアレクサンドリア市民に殺されて,プトレマイオス王家の直系は死に絶えた。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

《「晋書」杜預伝から》竹が最初の一節を割るとあとは一気に割れるように、勢いが激しくてとどめがたいこと。「破竹の勢いで連戦連勝する」[類語]強い・強力・強大・無敵・最強・力強い・勝負強い・屈強・強豪・強...

破竹の勢いの用語解説を読む