プノ(英語表記)Puno

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「プノ」の意味・わかりやすい解説

プノ
Puno

ペルー南部,プノ県の県都。アレキパ東北東約 180km,アンデス山脈中に広がるチチカカ湖の北西岸に位置する。標高 3825m。ペルーのアンデス地方南部の商業中心地で,羊毛,アルパカ毛,ラマ毛などの取引が盛ん。 1668年建設された古い町で,市内には 1754年建造の大聖堂をはじめとするスペイン植民地時代の建物が保存されており,また沿岸の湖中にはインディオの住む浮島などがあり,観光中心地としてもにぎわう。国立アルティプラノ工科大学 (1865創立,1961再開) 所在地。パンアメリカン・ハイウェーに沿う交通の要地で,アレキパ,クスコ両方面と鉄道で連絡。また世界で最も高いところにある可航湖であるチチカカ湖の主要港であり,湖の南端にあるボリビアグアキとの間に定期航路が開かれている。人口9万 9600 (1990推計) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

大臣政務官

各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...

大臣政務官の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android