日本大百科全書(ニッポニカ) 「プラスチックゾル」の意味・わかりやすい解説 プラスチックゾルぷらすちっくぞるplasticsol プラスチゾルplastisolともいい、数マイクロメートル以下の粒子径の微細粉末樹脂を可塑剤に分散させてペースト状にしたもので、ポリ塩化ビニルが多い。可塑剤のほかに着色顔料、安定剤、充填(じゅうてん)材などを加えてスラシュ成形(ゾルを加熱した金型に注入し、型をさらに加熱してゾルを固化させるプラスチック成形法の一種)で中空製品の人形などを製造する。ペースト状ポリ塩化ビニルを使用するペースト加工はその一例である。[垣内 弘][参照項目] | ペースト樹脂 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例